無駄撲滅運動でムダ金流出を止める【経営者の悩み解決】

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社内には多くの無駄が潜んでいる

日々の社長業、本当にお疲れ様です。

社内には「無駄なもの」「無駄なこと」「時間の無駄遣い」など、思ったより多くの無駄が潜んでいます。

場合によっては無駄な人員配置などもあるかもしれません。
経費を使い利益を生み出さない無駄は、会社の損失に直結します。

社長は無駄なものに敏感だったり、無駄を嫌う方がほとんどだと思いますので、「私が目を光らせているので我が社は大丈夫!」と思っている方も多いかもしれません。

本当にそうでしょうか?

従業員から「無駄」を募る

私は当時、現場の無駄を知ろうと思い、社内で無駄撲滅運動を実施しました。

やり方はとてもシンプルです。

運動の主旨を全社員に伝えた上で、全社に「無駄撲滅BOX」を設置し原則無記名で従業員から現場の無駄を投稿してもらう流れです。

大きな経費削減に繋がったなど、とても効果があった投稿には報奨金を出したかったので、報奨金を希望する従業員は部署と氏名を明記するように伝えました。

結果は、当時従業員数が約40名でしたが、投稿件数が約3倍の120件、うち9割の投稿に部署名と氏名が明記されていました。
BOX設置期間は1ヶ月。

※ちなみにとても良い結果だったので、後日第2弾を行いましたが、その時は30件程度の投稿でした。1回目で出尽くしたのかもしれません(苦笑)。

社長が気付いていない無駄がゴロゴロ

本当に重要なのは「件数」より「内容」です。
もちろん、まずは私が一人で全て目を通したのですが驚きの結果でした!

私の気付かない小さな備品の無駄や、1人の確認で済むレベルの仕事を複数で確認している時間の無駄、中でも驚いたのが私が主導で行っている○○会議が無駄!などという意見もありました。記名ありで。

なぜそこまで本音の意見が挙がったかというと、主旨説明時に、「絶対に怒りません、評価を下げることはありません。なので皆さん本音で投稿して下さい。」と、お願いをする形を取ったからではないかと思います。

義務的や命令的だったらここまでの意見は挙がらなかったかもしれません。

これにより備品など経費に直結する無駄を削減できたことはもちろん、作業効率の無駄を改善できたり、人員削減に繋がったものまであり、この年の経費は前年より800万円削減できました。

本当に驚きであり、従業員に心から感謝しました。

ただ、この金額は別の見方をすればこれだけの経費を無駄にしていた、しかもそのことに社長自身が気付いていなかったということでもあり、大いに反省したことを覚えています。

社長が従業員へ本気でお願いをすれば、従業員も本気で返してくれます。


日々経費削減のネタを探している社長さんの参考になってもらえたら幸いです。

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