毎日仕事が忙しくなかなかゆっくりと休みが取れない経営者の方も多いと思います。
中には休むことへの不安から休日を取れない、または取らないという方もいるでしょう。
どちらのケースでも心身ともに負担が掛かり続けてしまうため、良い状態とは言えません。
休みが取れない経営者の思考を変え、休みが取れるようにする考え方をお伝えします。
今回のテーマは
「休むことを恐れて休日が取れない経営者の思考を変える」
です。
私は元経営者、現カウンセラーブロガーのhajimeと申します(詳しくは「はじめまして」をご覧くださいhttps://hajime0-0blog.com/27/)。
約20年間の会社経営で得た経験とカウンセラーという資格を生かし、現在経営されている方々へ少しでもお役に立てればと思い、オンラインカウンセリングルームを運営しながらブログを書いています。
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休日を取ることの恐れ

自分の会社は我が子のようなもの。
毎日、気掛かりで仕方がないないのも当然です。
実際、山積みになった仕事もあるでしょうし、今はコンプライアンスが厳しいので従業員に休日出勤させることもなかなか難しく、結果経営者自身が休みなく働いて会社を回しているケースも多いのではないでしょうか。

私も会社を立ち上げてから3年間は休みなく働きました。
私の場合は休みたくなく仕事をすることがとにかく楽しかったのですが、結果体調を崩し入院することになってしまいました。
この時が、社長になって初めての休日でした(苦笑)。
本当に忙しくて経営者自身がやるしなかない状況であればやむを得ない時もあるでしょうが、そのような場合は仕事の効率化を図ったり、従業員を増強することも検討すべきだと思います。
また、効率化できることはやり尽くし、経営が厳しく従業員の増強もできないという場合には、事業規模を縮小してでも経営者の負担を軽減させることも選択肢のひとつです。
しかし、もし休みをとれないことが不安からくるものならば思考の改善が必要かと思います。
例えば、
- 会社に行っていないと不安
- 会社に居るだけで気持ちが落ち着く
- 本当は休みたいが、休むと業績が悪化するのではないかという妄想
- こんなに業績が厳しい時に休むことは”悪”だ
このような心情で無理をしていると心身ともに病んでしまうため思考を変えるべきでしょう。

仕事の非効率化にも繋がる

このように、本心は休みたいと思っているのに休めない経営者は、体調を崩すだけではなく仕事にも悪影響を及ぼす危険があります。
頭も体も疲れているのに無理をして仕事をしていると、例えば製造業のように機械を扱う仕事の場合、怪我をするリスクも高まります。
デスクワークだとしても、頭が働かず非効率なケースも出てくるでしょう。
また、こんな考え方をお持ちの方もいるかもしれません。
「休みの日に一人で仕事をするととても捗る」
という場合でも、よく考えてみると平日の仕事に影響が出ていませんか?
休日出勤時に仕事が捗り、多くのタスクが片付いたとしても、平日の処理能力が低下し仕事が終わらないのであれば、休日出勤した効果はさほど得られないでしょう。

どこかしらに悪影響を及ぼすのであれば、きちんと休む選択をしたほうが賢明でしょう。
人は精神的に疲れてくるとピリピリ・イライラしたり、眠気が襲ってきたりするものです。
経営者がそのような状態でいると、従業員たちも神経質になり社内のムードも悪くなって、結果会社全体の生産力低下にも繋がりかねません。

「休むことも仕事のひとつ」という思考へ変換

どうしても休めないという経営者は、
「休むことも仕事のひとつ」
という思考に変えましょう!
「明日は休む」と決めた前日には、全力で仕事をこなし片付けてしまいます。
そもそも休まなくてもやれるだけの精神力がある経営者であれば、前日に明日の仕事まで片付けてしまうことは可能だと思います。
翌日は休んでゆっくりできることを励みに今日一気に片付けてしまいましょう!
集中力を高めて、溜まっていた仕事をひとつずつ片付けていくと驚くほど気分がスッキリします。
すると思考や動作にリズムがつき効率よく進められるという好循環が生まれ、多くのタスクが短時間で片付きます。そうすれば明日の休日も安心して楽しめるでしょう。
本当は休みたい…でも休めない思考。
このような経営者は
①「休日」という “楽しみの思考” を持つ
②その思考により活力が生まれ仕事が片付く
③そして待望の休日を取り心身の疲れを癒す
④結果、パフォーマンス力がアップする
この流れを実践してみて下さい。
仕事も遊びも全力で楽しめている経営者の方も多いですが、そういった方々は「休むことも仕事のひとつ」という思考で仕事と遊びの両立を図られています。
仕事も休みも全力で楽しみ充実した日々を送ることで、心身ともに豊かになり業績も好転することでしょう!
まとめ
今回は、不安から休日が取れない経営者の思考という観点から、休みを取ることの重要性、そして思考の変換についてお話しさせて頂きました。
経営者が健康な状態で会社を継続させるためにも、「休日も仕事のひとつ」という考え方で休みを取ることも真剣に考えてほしいと思います。
結論:不安な状態で仕事をしているよりも、思い切ってリフレッシュしたほうが能力を最大化できます
貴重な休みが取れたけど何をしたら良いか悩んでしまうという方は、こちらの「一人時間を活用してデキる経営者になる方法」という記事も合わせてご覧ください。

休みが取れず悩まれている経営者の皆さんの参考になっていただけたら幸いです。

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