日々の社長業、本当にお疲れ様です。
私は元経営者、現カウンセラーブロガーのhajimeと申します(詳しくは「はじめまして」をご覧くださいhttps://hajime0-0blog.com/27/)。
20年間の会社経営で得た経験とカウンセラーという資格を生かし、現在経営されている方々へ少しでもお役に立てればと思い、オンラインカウンセリングルームを運営しながらブログを書いています。
では、今日のテーマは
「若手社員にやってはいけないこと3選」
です。
最後までお読み頂けましたら幸いです。
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縄文時代から言われている「今の若い人」
よく耳にする、もしくは言ってしまう
「今の若い人」
という言葉。
なんとなくネガティブワードのイメージがありませんか?
ただ、(私が思うに)「今の」を取れば良い表現でも使われてもいます。
例えば
「さすが若い人は機械に詳しいね」
とか
「若い人はやっぱりお洒落だね」
など。
なぜか先頭に「今の」を付けると嫌味な感じになり、
ネガティブワードとして使われているように思います。
ところでこの「今の若い人」という言葉は、
なんと縄文時代の頃から言われていたんだそうです。
私も知った時は驚きましたが、よく考えてみると当然かもしれません。
時代は進化し育つ環境も違ってくる訳ですから価値観や思考が違って当然ですよね。

私は中高年ですが、20代の頃世間から“新人類”と言われ職場で上司などから「今の若者は理解できない」などと言われてました。

価値観や思考の違い

育ってきた環境が違うことを前述しましたが、今の若者は幼少期からスマホ、タブレット、PCなどに触れています。
先日、道で横並びになった車中でチャイルドシートに座った幼児が、目の前にセットされたスマホを夢中になって観ているのを見て、「時代は進化しているなぁ」とつくづく感じました。
また、今では運動会でも順位をつけないところもあるなど、競争心を強く養わない教育方針も私たちの子どもの頃と違う点だと思います。

私が子供の頃は勉強も運動も遊び、何においても順位をつけられていたことを覚えています。
でも若い方とお話しすると意外と
「私は”負けず嫌い”なんです」という言う方も少なくありません。
ものすごいスピードで時代が進化し、生き方が多様化している現代で成長過程を送る彼らは彼らで、悩み苦しんでいるのだろうとも思います。
更に貧富の拡大やコロナ過で学生時代を送った若者が、ぞくぞくと新社会人になる中、何十年も社会経験を積んだ中高年層との考え方が一致することは少ないと思うので、私たち先人たちが気遣いや調整をしていくことも大切ではないかと思います。

若手社員へやってはいけない3つのこと

価値観や思考が違う若手社員に
「やってはいけないこと」「気をつけるべきこと」3選です。
①強い口調で話さない
「強い」とは、声の音量や話し方でも気をつけるべきですが、言葉の選択にも配慮が必要です。
例えば、優しい話し方をしても選ぶ言葉がキツかったり厳しかったりすると、聞き手は傷ついてしまい心を閉ざしてしまいます。
当然ながら、怒鳴る、罵声を浴びせるなどが厳禁なのは言うまでもなく、感情にのせて人格否定をするような発言はハラスメント行為になるため最もやってはいけないことです。
若者はとっても冷静です。
熱血社員でやってきた中高年層には物静かでおとなしく感じるかもしれませんが、彼らは感情を出したりせず冷静に落ち着いて話を理解しようと努めています。
上司や先輩の話を理解できずミスをしたことは私たちにもありました。
彼らも物静かに「はい、はい」と言いながら、頭の中では必死に理解しようとしているかもしれません。

私たちも感情的にならず忍耐強く、冷静に論理的な指導をしていきましょう。
意外とおしゃべりな若者たち
色々な質問をしてみると、自分の考えを話してくる若者も多いです。
最初は先輩が話をリードし、軽く質問をしてみて返ってきた答えに共感します。
すると次から次へと自分の考えを話してくるケースがあります。
若者の考えに対し「まだわかってないなぁ」「世間をよく知らないくせに」などと思わず、しっかり耳を傾け共感して聴いてあげましょう。
相手の思考や想いが少しでも理解できるようになります。
②一度に多くの注意をしない
仕事をしていれば部下へ注意・指導をしなくてはならない時もあります。
注意する時は当然、①「強い口調で話さない」を気をつける訳ですが、注意する回数にも気をつけたほうが良いです。
ミスが多いからといって一日に何度も注意をしてしまうと、聞き手は「何度もうるさい、嫌な上司だ」と思い、中にはパワハラだと思ってしまう部下もいるようです。

いわゆる「ガミガミ言う上司」と思われてしまい、心を閉ざし話を聞いてくれなくなります。
一日にいくつか注意点があった場合は2件までとし、残りはメモしておき後日改めて注意するか、次回再び同じミスをした時まで言わないでおくこともよいでしょう。
そうしているうちに改善されることもあるでしょう。
③仕事人を強要しない
「仕事というのはこうあるべきだ!」
という主観の押しつけ、
「与えられた仕事が終わらなければ残ってでもやるべきだ!」
という社内風潮、
「御馳走するからたまには飲みにでも行こうか」
という(部下からすれば)時間外労働の強要。

これらが通用した時代もありましたが、令和の今はアウトです。
特に2つ目3つ目の「時間」に関して若者は最も敏感に反応します。
なぜならプライベートの時間が何よりも大切だからです。
早く自宅に帰り、YouTubeなど動画配信を観たり、友人とチャットをしたり、ゲームを楽しんでいる人もいるでしょう。
とにかくやることが沢山あり、仕事が終わってからも忙しいのです。
このような若手社員への気配りが必要です。
以上が、やってはいけないこと3選です。
機転の利く柔軟な経営者であれば今回お話しした内容は理解されてると思いますが、実行することが難しい時もありますよね。
でも新たな「人財」を作り出すためにも粘り強く真剣に取り組んでいきましょう!
悩みを抱え込んでいらっしゃる時はこちらの「悩みを抱え込みすぎるのは本当に危険!」という記事もご覧ください。

今回のテーマに沿った
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宮本 敦子
若手社員との関係がうまくいかないと思ったら読む本
~40代管理職が知っておくべき若手社員との接し方~
「できる若手がすぐに辞めてしまう…」
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職場でよく耳にするこの3つの悩みについて真正面から答えてくれる一冊。
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・トラブルを起こすことなく若手と共に成果を出すためのルールの決め方
・若手の本音と本気を引き出すときの3つのポイント
などのノウハウに加え、社員食堂での会議が起こした奇跡的なエピソードや、今から使える実践的なワークが多数掲載されています!
出版社 | 発売日 | 単行本 |
セルバ出版 | 2020年7月9日 | 248ページ |
上司との関係に悩む若手社員にも参考になる1冊
40才前後の管理職にとって部下・後輩の育成は大きな課題。悩身に対しどのように解決すればいいかが具体的に書かれているので教科書的に使える本。と同時に上司とどのように関わればいいかわからず悩んでいる若手社員も多い。上司が過ごしてきた時代背景や価値観などを理解することで上司との関わり方が変化するだけでなく、自分が成長するためにもオススメの1冊。
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管理職として部下とのコミュニケーションレベルをチェック出来る一冊
「40代管理職が知っておくべき若手社員との接し方」とあるが、意思疎通に苦手意識を持つ管理職全般にとって、基礎を見直す事の出来る内容となっている。
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コミュニケーションの基本となる関係性の構築から傾聴、質問、怒りのコントロールや叱り方まで幅広く網羅されているだけで無く、随所にワークが盛り込まれ、実践でどう活用すれば良いかイメージもしやすい構成となっている。
コミュニケーションの解説の中で、「同意を取り交わす」事について言及されていた。コミュニケーションは双方向のものと理解しているにも関わらず、出来ていなかった自分に気付かせて頂く事ができた。
管理職として自分の弱点がどこにあるか?それを本書で発見するという活用も出来るかもしれない。
ガラスのハートの取扱説明書
若手を飲みに誘ったら「無理です」とキッパリ断られた。そのことで自分が嫌われてると思っておられる方は多いと思います。しかし本書によると、彼らの多くは単に断り方が下手なだけで本当は「タイミングが合えば次はぜひ行きたい!」「もっと誘ってほしい」と思っているとのこと。
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本書の中にはこういった管理職が知るのも気づくのも難しい「若手の新常識」が多数登場します。
もちろん彼らと関係を築き育成していくための具体的なステップやノウハウ、ワークも詳細に語られているのですが、個人的に面白いと思ったのはいろんな珍しいエピソードです。
●会議の場所を食堂に変えただけなのに・・・
●挨拶に名前を加えただけなのに・・・
●部下のデスクで面談をしただけなのに・・・
●焼肉を奢ってもらうのが夢だと伝えただけなのに・・・
何が起こったのかは本書を読んでご確認ください笑
まとめ
今回は「若手社員にやってはいけないこと3選」というテーマでお話しさせて頂きました。
・昔から使われる「今の若い人」という言葉。「今の」を付けるか付けないかで意味が変わってくる
・育ってきた環境によって当然、価値観や思考は世代ごとに異なる
・若手社員へやってはいけない3つのこと
①強い口調で話さない
②一度に多くの注意をしない
③仕事人を強要しない
・最後に若手社員の教育について役立つおすすめの本をご紹介させて頂きました。
若手社員の指導教育に悩まれている社長さんの参考になっていただけたら幸いです。

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