日々の社長業、本当にお疲れ様です。
私は元経営者、現カウンセラーブロガーのhajimeと申します(詳しくは「はじめまして」をご覧くださいhttps://hajime0-0blog.com/27/)。
20年間の会社経営で得た経験とカウンセラーという資格を生かし、現在経営されている方々へ少しでもお役に立てればと思い、オンラインカウンセリングルームを運営しながらブログを書いています。
では、今回のテーマは
「悩みを抱え込みすぎるのは本当に危険!」
です。
最後までお読み頂けましたら幸いです。
☆今回のテーマは stand.fm「hajimeラジオ」でも放送しておりますので”ながら聞き”でもお楽しみ頂けます。無料アプリインストールはこちら⇒stand.fm
経営者の尽きない悩み

「悩みがない人はいない」と言いますが、人は皆、大なり小なり何かしらの悩みを抱えて生活しているものです。
毎日の生活のこと、職場での人間関係のこと、自分の性格のこと、家族のこと、カラダのことや金銭的な悩みを抱えている方もいると思います。
そして経営者であれば、自分の会社の悩みは尽きないでしょう。
次から次へと難題課題がやってきて、その処理に追われる日々ではないでしょうか。
ひとつの課題がようやく片付いたと思ったら次の課題がまたやってくる…。

私も経営者だった時はそうでした。
「社長業は問題解決業だ」という位ですから、難題課題の波が押し寄せてくるのも仕方ありません。
この悩みを「課題」に変換できているときはまだ良いのですが、精神的に疲れてくると押し寄せてくる課題が心にダメージを与え、じわじわと心労が積み重なっていきます。
【参考】下表は職場でストレスを感じている人が、仕事・職場において何に対してストレスを感じているかをまとめたものです。
順位 | ストレスの内容(主なもの3つ以内を回答) | 単位:% |
1位 | 仕事の量 | 42.5 |
2位 | 仕事の失敗・責任の発生等 | 35.0 |
3位 | 仕事の質 | 30.9 |
4位 | 対人関係 | 27.0 |
5位 | 会社の将来性 | 20.9 |
6位 | 顧客・取引先等からのクレーム | 18.9 |
7位 | 役割・地位の変化等 | 17.7 |
8位 | 雇用の安定性 | 15.0 |
9位 | 事故や災害の体験 | 2.7 |
その他 | 11.5 |
第12表「仕事や職業生活に関するストレスの有無」

悩みの抱え込みはかなりのストレス
厄介なのが「悩み」というのは意外と他人に言いにくかったりします。
また、
・人に弱音を吐かない
・思い悩んでいることを他人に言わない
ということを信条にしている方もいるのではないでしょうか。
あまり弱音を吐かない”忍耐強い”人の特徴5選
①不平不満や愚痴を言わない人
②自分より相手を優先する人
③逆境に強く打たれ強い人
④勤勉で真面目で努力家
⑤争い事や揉め事を嫌う人
こういった忍耐強い方は “精神的に強い人” とも言えますが、思い悩んでいることを誰にも言わず、自分の中に溜め込んでしまっているとかなりのストレスになり心に強いダメージを与えます。
また、人に話さないという方は、悩み事を人に話すのは相手に迷惑をかけることだと思っている場合も多いです。確かに、悩みが出た都度、全てのことを話されては相手も負担でしょうし迷惑かもしれません。
しかし、悩みを抱え込んでしまい本当に辛い時は、少しでも早く誰かに話すことが心の健康のためにとても大切です。

心の病はいずれ体の病にも繋がるリスクがあるため注意したほうがよいでしょう。
「ストレスは万病の元」と言われるほどですから…。
悩みを打ち明けることの重要性

誰かに悩みを打ち明ける時は、あまり難しく考えず思っている気持ちを素直に話しましょう。
もちろん時系列などで分かりやすく話せば相手の理解もより深まると思いますが、自分のこころの状態を伝えるのは難しいので、あまり細かなことは気にせず悩んでいることを素直に正直に話すことが大切です。
もしきちんと伝えたいという場合には、伝えたいことを事前に紙に書いておくといった工夫が役立ちます。
カタルシス効果
カタルシスとはギリシア語で心理学における浄化および排他を意味します。
日頃から抱えている悩みや不安、怒りなどの負の感情を、言葉として吐き出すことでその苦痛が緩和されて安心感を得られることを「カタルシス効果」と言います。
“悩んでいることや辛いことを人に話しただけでなんかスッキリして楽になった”
これがカタルシス効果です。
家族や友人、知人などと食事をしながらいろんな想いを話すだけでも、カタルシス効果が働きます。

私がおすすめの著書「ゼロ秒思考」の冒頭にも、頭に浮かぶイメージや感覚を言葉にするという教えがあります。
具体的には、想っていることを何の躊躇もせず紙に書き出すという教えであり実践するとかなり効果を実感できます。

ゼロ秒思考
カウンセリングの活用
そもそも経営者が抱える悩みは、なかなか気軽に他人に話せない内容も多いものです。
家族にすら「心配を掛けたくない」という思いから打ち明けられないこともあるでしょう。
私も経営者を経験して思ったことなのですが、経営者の悩みというのは経営者にしか分からないことも多いです。
とはいえ、知り合いの社長さんに気軽に相談できるかというとそれもなかなか難しいところがあります。

友人・知人などにもただ弱音を吐いているように取られてしまい、正直に悩みや思いを打ち明けることは難しいと思います。
このように「正直」な思いを気軽に話せる相手や機会が見つからないという方もいらっしゃると思います。
悩みを抱え込んで誰にも言えず苦しんでいる場合は、心や体の病になってしまう前にカウンセリング等の活用をおすすめします。
前述した「カタルシス効果」のように、悩みなどを他人に言えずに心の中に溜まったマイナスな感情を吐き出すだけでも気分が晴れます。
そのため、カウンセリングは悩みに対する助言や指導を受けるだけでなく、悩みを話すことだけでも大きな意味があると言えます。
経営者のためのオンラインプレジデントカウンセリングルームhajimeもお気軽にご活用下さい。
⇒ https://hajime0T0.base.shop
悩みを抱え込んでいる時に
\おすすめの本/
をご紹介させて頂きます
押野 満里子
社長はメンタルが9割
表紙に書かれた「誰にも言えない孤独な社長を救う本!」というキャッチコピーが正にhajime BLOGのテーマと一致している事もあり深く共感できる一冊。
はじめに・・・悩んでいる社長は、自分ひとりじゃありません
プロローグ・・感情を変えると、望む結果が最速で手に入る
第1章・・・・お金の悩みで眠れない
第2章・・・・プレッシャーは重いが弱みは見せられない
第3章・・・・トラウマやコンプレックスから逃れられない
第4章・・・・社員を信用できない
第5章・・・・自分の感情をコントロールできない
第6章・・・・会社と自分の将来が不安
エピローグ・・辛くて、哀しくて、最高の仕事
21本の事例を通して、マイナス思考に陥りがちな社長さんたちが、その奥にある感情を整えることで思考と行動が変わり、やがて会社の業績が向上していくプロセスを記しています。
出版社 | 発売日 | 単行本 |
かんき出版 | 2021年7月16日 | 272ページ |
是非、親から会社を引き継いだ方に読んで貰いたい1冊。経営者はなかなか、弱音を吐いたり愚痴を言えない職業です。自分だけではないんだと、元気と勇気が湧いてくる1冊です。色々な「○○が9割」本ありますが、社長に特化した本で良かったです。
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自営業の家に生まれ、様々な事業での苦労に巻き込まれた私は、
その痛みから将来は、自営業だけには絶対ならないと心に誓い…本書をきっかけに、社長の抱える悩みを知る機会を得ました。
社長が感情を整えることで、社長はじめ事業を本来の姿で展開していく様を、
各々がひとつの物語みたいで一気に読めました。どうしても本書を実家の父に読んで欲しくて、
手渡し逃げるように帰ったところ、予想外にすぐ読んでくれました。恐る恐る感想を聞いてみると、仕事を通して父娘で語り、
家族の歴史を振り返り、心通わせる機会に恵まれたのです。特典映像でのゲスト対談も素晴らしく、
なんだか力が湧いて来ています。縁起でもないですが、両親が生きている間に、
Amazonレビュー
まるで遺言をいただけたようで本書に感謝しています。
最初の章から泣きました。21の事例が分かりやすく書かれています。なかなか本音が言えない悩みはどなたにでも響く内容です。社長さんで無くても大変参考になります。身近な人、ご自分の会社の社長さんがどんな気持ちで過ごしているか、そんな視点を広げるヒントになる一冊です。
Amazonレビュー
まとめ
今回は「悩みを抱え込みすぎるのは本当に危険!」というテーマでお届けさせて頂きました。
- 経営者の悩みは尽きず、いつも多くの悩みを抱えている
- この状態はストレスを抱え心身に悪影響を及ぼす
- 悩みや不安、想いを人に話すことでこころが軽くなる
「カタルシス効果」や「カウンセリングの活用」についてもお話しさせて頂きました。
今回の記事が悩みを抱え込んでいらっしゃる経営者の皆様の参考になっていただけたら幸いです。

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