日々の社長業、本当にお疲れ様です。
私は30歳で起業し20年間で約85億の売上を上げた元社長、現カウンセラーブロガーのhajimeと申します。
※詳しくは「はじめまして」をご覧ください⇒https://hajime0-0blog.com/27/
20年間で得た経験とカウンセラーという資格を生かし、現在経営されている方々へ少しでもお役に立てればと思い、オンラインカウンセリングルームを運営しながらブログを書いています。
また、ブログ内では経営者の皆様に役立つ情報も掲載しておりますのでよろしければご覧ください。
それでは今回のテーマは
「捉え方を変えるだけで本質が見えてくる」
です。
最後までお読み頂けましたら幸いです。
頭を抱えてしまう悩み
私が社長だったとき毎日のように思っていたことがあります。
それは、
「売上をもっと伸ばさなくては!」
「経費をもっと削らなくては!」
このふたつです。
多くの経営者もこのふたつが常に頭の中を支配しているのではないでしょうか。
また、この問題は経営者だけではなく幹部や上長などもいつも頭を悩ませていることだと思います。
どちらの問題においても、アイデアが次から次へと出てくる絶好調の時は精神的負担も軽く問題解決スピードも速まるのですが、一旦行き詰ると思考が停止し解決までの道のりはかなり苦しいものだと思います。
どうれば売上が伸びるんだろう、もっと経費を削るにはどうすればよいのか…。
特に、現在のように商況が厳しいご時世では本当に頭を抱えてしまいます。
さまざまな手を打つ
売上を上げるためには、イベントやキャンペーンを行ったり、(特に小売業などであれば)セールを開催したり、営業マンに報奨金を出して喚起したり、新商品・新サービスの開発をしたり、あの手この手で売上を伸ばすことを考えるでしょう。
また、さまざまな企画に合わせて有効な広告を打つ会社もあると思います。
経費を削るのであれば、人件費の見直しを行ったり、細かな消耗品などをコツコツ削減したり、銀行に交渉して支払利息の削減に努めたり、経費ではなく原価の部分でいえば取引先に納入率を下げてもらう交渉をしたりなどさまざまな手を打つでしょう。

原油高や円安などの影響により企業物価指数が大幅に上がっている現在では、経費を下げることも一苦労だと思います。
しかし、会社が利益を上げるためには、売上を伸ばし経費を削減することが基本となるため、会社経営をするためには避けては通れない永遠の課題です。

物事の見方を変える
「売上を上げて」「経費を削り」「利益を出す」。
この永遠の課題を考えていく上で、経営者が忘れてはいけない重要なことがあります。
それは、
「お客様」と「従業員」です。
「お客様は神様だ!」という時代は終わりを迎えていますが、やはりお客様がいらっしゃらなければ当然売上は上がりません。
そして、もうひとつ大切にしなければならないのが働いてくれている従業員です。
ロボット化も進む現代ですが、やはり我が社で働いてくれる従業員は宝です。そもそも従業員がいなければ売上を獲ることも困難でしょう。
売上を上げるためにイベントやキャンペーンを行うことも効果的ですが、
それは本当に、
・お客様のことを考えた企画になっているでしょうか?
・お客様が望んでいる企画でしょうか?
・会社側の都合だけで行っていないでしょうか?
起業する際、真剣に事業計画を練っている時は「どうすればお客様に満足してもらえるだろう」ととことん考えていたと思います。でも経営が厳しくなり売上が伸び悩んでしまうと、会社の都合だけで物事を考えてしまう可能性があります。
「このイベントをやれば以前のようにお客様が来るだろう」
「赤字になってもセールを打てば売上が伸びるだろう」
「効果検証などは無視して大きな広告を打てばとりあえずお客様は来るだろう」
この思考に陥ると危険信号点灯です。

起業時の初心を思い出し、今我が社にお客様が求めているものは何か、欠落している部分は何かを真剣に考えてみて下さい。
すると重要なのはイベント開催などではなく、そもそもサービスの低下が原因であったり、品揃えが変わったことで客離れが起きていたりなど、意外と見落としがちな部分に問題や原因、解決へのヒントなどが発見できます。
経費削減については従業員の目線で考えてみて下さい。
社長の主観だけで経費を削ろうとすると、従業員から反感を買うプランが多く出てきませんか?
「人件費削減!!」と掲げる前に、見方をちょっと変えて現場を観察してみて下さい。
✔ あの設備や備品が思ったように有効活用されていない
✔ なぜ同じ仕事を複数人で行っているのか?
✔ 梱包の仕方に問題があり資材費に無駄がある
など、意外と社長が気付いていない部分に大きな無駄が発見されるかもしれません。
もしかすると従業員もその無駄に気付いていて仕事の流れの悪さにストレスを感じていたかもしれません。
会社は意外と見えない部分に多くの無駄が隠れているものです。一刻も早く社長自身で見つけ出すと良いでしょう。
売上アップ、経費削減、どちらのことを考える時も、捉え方を変えて現場をよく観察し、隠れている問題の本質を発見することが何より大切でしょう。
大きなふたつの永遠の課題で解決策が浮かばない社長さんの参考になっていただけたら幸いです。
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