従業員をよく観察する社長
日々の社長業、本当にお疲れ様です。
日頃、社長は従業員達の働きや調子を見るため社内をよく観察していると思います。
従業員を正しく評価するためにも、勤務中のちょっとした態度や表情、言動を確認することは社長の大切な仕事のひとつだと思います。

あまり監視しているような形になるのは良くないので、さりげなく行うのがポイントです。
よく観察していると、体調が悪そうな従業員を見つけたり、上司が部下にパワハラを行っている瞬間を発見できたり、仕事の出来が良くないと報告されていた従業員の長所を見つけ出せたり、接客応対や電話対応など、日頃従業員達がお客様とどのように対応しているかが分かったり、社内の問題点や改善点が多く見つかることもあります。
これらの観察は業務中だけではなく、朝終礼時などにも行うと尚良いでしょう。
※朝終礼を行っていなかったら実施されることをお勧めします。
朝終礼の大切さについては↓こちらの記事をご覧下さい↓

社長は従業員にも見られている
このように社長は社内をさりげなく見回していますが、このことを従業員の立場に立ってみてみましょう。
従業員も社長のことを良く見ているのです。
社長が従業員達のことを観察するために社内を見て回るということは、同時に従業員達の視界に社長が入ることでもあります。しかも従業員の視線の数はとても多いです!
社長が従業員達の色々な点を観察しているように、従業員達も、
・今日の社長のご機嫌はどうだろう?
・何かチェックしにきたのかな?
・この間の仕事のミスを指摘されたらどうしよう?
・あの横柄な態度は何なんだろう?
・(中には)今日の社長もカッコイイ!素敵!
などなど、心の中ではさまざまな思いで社長を見ています。
目線を合わせてニコニコしてくる従業員もいれば、目線を逸らしている従業員もいるかもしれません。
とにかくこの瞬間、社長は多くの従業員からの視線を浴びています。
社長の行動や言動で社風が決まる
社是や社訓、経営理念ももちろん大切ですが、社内風土は社長の行動や言動で決まってしまうことが多いです。社是などでいくら「社会や従業員のために…」などと謳っていても、社長が従業員を大切にしない言動があれば、部下を大切にしない上司がたくさん生み出されるでしょう。
社長が従業員に対して「まっいいよ、適当にやっておいて」などといい加減な発言をしたり、備品を粗末にしたり使ったものを片付けなかったりしていれば、従業員達もいい加減になってくるでしょう。そんな会社に限って、社内に「整理整頓」と書かれた額が掲げられている場合があります…。

良い社内風土を作るためにはこの逆をやればよいのです。
例えば、社是が立派なものではなくても、社長がいつも真剣に仕事に取り組み、発言にも責任感を持ち、備品も大切にして社内をいつもきれいに保つ努力をしている、となれば、社内の風潮もそうなります。
もし今まで悪い例のような発言や行動をしてしまった社長でも遅くはありません。
今からでも変えられます。時間がかかる場合もあるかもしれませんが、逆を言えば、急に社長が変わったことで従業員達も驚き激変する可能性すらあります。

従業員達に社長も見られているんだということを深く理解し、社長が描く理想の社風を社長自身が日々行動や言動で表せば社内は変わります!
社風を改善したいと思っている社長さんの参考になっていただけたら幸いです。
コメント