現在、企業向けに多くの助成金があることは経営者の皆様であればご存知かと思います。
「なんとなく知っている」
「知ってはいるけど活用していない」
「色々と調べたが面倒そうで取り掛かっていない」
「取り掛かったものの面倒でやめてしまった」
など、助成金に関してよくある意見だと思います。
しかし、助成金というのは借入金のように返済する必要がない国からのサポートです。
日々、数十円、数百円の経費を削ったり、利益を得るために苦慮されている中小企業の経営者の方であれば、1社平均300万円(最大1,500万円)の助成金を受給できるのであれば、取り組まない理由はありません。
今回のテーマは
「助成金を取りこぼしなく受給するためには」
です。
私は元経営者、現カウンセラーのhajimeと申します。詳しくはこちらをご覧ください⇒「はじめまして」プロフィール
約20年間の会社経営で得た経験とカウンセラーという資格を生かし、現在経営されている方々へ少しでもお役に立てればと思い、オンラインカウンセリングルームを運営しながらブログを書いています。
今回の記事が経営者の皆様のお役に立てたら幸いです。
☆今回のテーマは stand.fm「hajimeラジオ」でも放送しておりますので”ながら聞き”でもお楽しみ頂けます。無料アプリインストールはこちら⇒stand.fm
厚生労働省管轄助成金制度
現在、厚生労働省管轄の助成金は補正予算も含め、1兆円を超える予算が組まれています。これだけの国の予算を、全国どこかの企業が受給している訳です。特に現在はコロナの影響もあり、企業で働く従業員のために、手厚く給付されています。
助成金は多くの経営者に “申請が難しい” というイメージが持たれており、企業の約94%が申請していないという状況です。
助成金は、次の4点を満たしていれば受給が可能です。
①正社員が1名以上いる
②雇用保険、社会保険に加入している
③半年以内に従業員を解雇していない
④労務違反がない
この申請要件だけ満たしていれば受給可能です。
財源は雇用保険で、厚生労働省が管轄する助成金となります。各企業が払っている雇用保険が財源なので、受給しないのは本当にもったいないです。
昨今のコロナ下で、特にキャリアアップ助成金を中心とした、雇用を守るための助成金は手厚く、毎年1,000種類以上の助成金が出されており申請が可能です。
しかも助成金の大きなメリットは、借入金ではないので返済が不要ということです。しかも、使い道も自由。設備投資や、社員旅行、融資の返済に充ててもOKです。
また、申請作業の中で、従業員にとってプラスのことが多いため離職率低下に繋がります。昇給、健康診断、各種研修、育休など。

私が経営していた会社でももちろん助成金を受給していました。
離職率が高い業種だったのですが、大幅に離職率が低下しました。
助成金に対する経営者のイメージ
私自身もそうでしたが、助成金に対する経営者のイメージはとにかく「面倒そう」だと思います。
確かに、申請手続きが初めてもしくは慣れていない自社の従業員が行うとなれば、労働時間ばかり掛かってしまいかなりの労力だと思います。経営者自身ができれば一番良いのですが、経営者は多くの時間が割けないためそうもいかないのが現状です。

私は、自身の学びになると思い自ら説明会などに参加して取り掛かろうと思いましたが、とにかくタスクの数の多さに驚きました!
特に初めて申請する時は、助成金の種類が多くてどれが自社の対象となるのか分からない上、何から始めて良いのかも分からないと思います。
専門業者に任せる
経営者もしくは従業員で対応するのが困難であれば、専門家である顧問社労士に依頼することも当然考えると思います。ただ、これまで社労士側から経営者に対し、助成金の話がこなかった場合、その社労士は助成金申請が不得手の可能性もあります。
医師に専門医があるように、社労士にも助成金申請に向いている・向いていないや、情報量が多い・少ないなど、得手不得手があります。
結果、専門の助成金申請代行会社へ任せてしまうのが得策です。私もそうしましたが、とにかくスピードが違います。「餅は餅屋」とはよく言ったものです。
プロにお任せすることで、まずは最適な助成金を案内してくれます。とにかく1,000種類ですし、経営者とはいえ助成金の素人にはセレクトするのは困難です。
また、できる限り早く受給したい考えが強い中小企業経営者ですから、プロのスピード感は何より強みになります。
助成金で問題になるのが申請締め切りに間に合わせることです。プロの代行会社へお任せすれば、その会社が主体となり進捗を共有しながら進められるので安心だと思います。
申請に必要となる情報は、自社から代行会社へ提供する必要があるのは当然ですが、とにかく面倒な作業は業者へ丸投げできるので、経営者は経営に集中できるのが最大の利点です。
私は費用対効果を考えて専門業者に依頼しました。ちなみに私の会社は従業員数100名以上とある程度の規模でしたので、最大年間1,200万円を超える助成金を受給しました。
まずはプロの代行業者へ相談(無料)されるのが良いかと思います。
返済の要らない厚生労働省管轄の助成金が1社平均300万円受給可能です!
まとめ
今回は、「助成金を取りこぼしなく受給するためには」というテーマでお話しさせて頂きました。
・助成金は借入金とは異なるので返済が不要な上、使い道も自由!
・助成金申請は面倒そう…確かにその通りです。膨大なタスクに驚きます
・「餅は餅屋」。専門会社に任せてしまって取りこぼしなく受給するのが得策!
結論:助成金制度により従業員の満足度も高まり、経営者は資金面での改善が図れる国の支援制度を、プロに任せて実現させましょう!
返済の要らない厚生労働省管轄の助成金が1社平均300万円受給可能です!今回の記事が経営者の皆様のお役に少しでも立てたら幸いです。
最後に今回のテーマに沿った
\おすすめの本/
をご紹介させて頂きます
今回はあえてテーマである「助成金」ではなく、「補助金」についての本をご紹介させて頂きます。助成金に関してはプロにお任せし、経営者の方には補助金について学ばれ、助成金と合わせて補助金の受給をされると良いと考えました。
吉野 智成・岡本 健太・小島 健太郎 著
中小企業で活用できる
「補助金」のことがわかる本
補助金ビギナーの経営者でも、きっちりと補助金が獲得できるための必読書です。
本書の特徴は補助金ビギナーの経営者でも、補助金の全体像が容易に理解でき、補助金を獲得するノウハウが凝縮している点にあります。
「この補助金は自分の会社に使えるの?」「補助金情報はどうやって見つけるの?」「合格する補助金の事業計画書はどうやって書くの?」といった補助金という言葉は聞いたことはあるが、今まで申請をしたことがない経営者にとっての補助金活用のスタンダードになりうる1冊です。
そのほか、今まで補助金を自分で申請したことがあるけど、あまりうまくいかなかった経営者にとっても、補助金申請に採択される事業計画書のポイントもふんだんに盛り込まれており、自分で補助金申請をする際にも大いに役に立つノウハウを手に入れることが可能です。
本書を手にすることで、今まで難解とされてきた補助金の全体像をはっきり捉えることができ、ライバルに差をつける補助金申請が実現できるようになります。
ポイント①「自分の会社が活用できる補助金」が容易にわかるようになる
補助金は情報戦です。知っているか知らないかのちょっとした差で、ライバルに差をつけられます。本書は、自分の会社が活用できる補助金がすぐに理解でき、ライバルに一歩も二歩も抜きん出ることが可能となります。
ポイント②「合格に近づく補助金の事業計画書」を完成させるポイントを分かりやすく解説
補助金の合格を掴み取るために大事なことは、合格に近づく事業計画書作成にあります。そんな補助金申請に必要不可欠であるにも関わらず難解な”事業計画書作成”のポイントをふんだんに盛り込んで、あなたの補助金合格をサポートします!
ポイント③「補助金合格後の面倒な手続きも丁寧に解説し、補助金特有の不安を解決!
補助金は、合格後も長い道のりが待っています。
補助金は合格がスタートラインに立つと言っても過言ではありません。そんな補助金合格後の手続きまで丁寧に解説し、補助金を無事に手にするまでの不安を解消します。

中小会社で活用できる「補助金」のことがわかる本
出版社 | 発売日 | 単行本 |
セルバ出版 | 2021年5月24日 | 272ページ |

hajime BLOG カテゴリー
おすすめ記事




コメント