こんにちは、hajimeです。
【hajimeの日常】では、私が日頃感じたこと、想ったこと、出来事などを綴っております。
私の人と成りを知って頂きつつ、少しでも何かのヒントになりましたら幸いです。
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父に感謝

先日83歳になる父と経営論について話す機会がありました。
父も80歳まで会社を経営していた元経営者なので、時々経営のことやビジネスについての話で盛り上がります。
父は私が6歳の頃に起業し、それより約40年会社を経営してきました。
私は子供のころから、両親はもちろん周囲の者から「跡継ぎ」と言われていましたので、跡を継ぐものだと思い、学生時代には経営学や経済学、簿記会計などを学びました。
社会経験を積むため卒業後すぐに父の会社は継がず、会計事務所やアパレル企業などで勤務した後、父の会社に入社したものの、製造業という職種がどうしても肌に合わず辞めてしまい独立して起業することになります。
父と別々の道を歩むことになったものの、同じ経営者。
お互い適度な競争心を抱いて、経営に邁進していたように思います。
父は約40年、私は約20年、お互い必死に経営者人生を歩んできたと思います。
私が父に会社経営を辞める相談をした時、「これまで良くやった、俺も辞めるから一緒に辞めるか」と笑いながら背中を押してくれた言葉が今でも心に残っています。
父から褒められた経験がほとんどなかったので、「これまで良くやった」の一言は本当に嬉しかったのを覚えています。

そんな親子のため、父と話しているとどうしても経営の話に花が咲きます。
父の経営論は現代の経営者にも生かされる話が多くあります。
先日は「顧客からの信頼を得る」ことについて話がありました。
・納期は早く、即対応
・品質を絶対に下げない
・学びがあればどこにでも行く
というものでした。
当たり前の考えではありますが、意外とできていないことやできていない時もあると思います。
今はネットでほとんどの情報を得られます。
しかし父の時代はネットも携帯もないため、特別な技術向上に役立つ学びがあるとなれば全国どこへでもすぐに飛んでいったそうですが、現代においても直接人と会って学びを得るということは大切なことではないかと思います。
その場の環境や空気感、相手の言葉の温度感も感じながらの学びは絶大です。そもそも実際の商品や技術を五感で体感することは何よりの学びになります。
また、高品質なだけで単価は上げられない、他社より1円でも高く売るためには付加価値をつけることに最大限の研究と努力が必要だという話もしました。
高品質で手頃な価格の商品は、”日本の技術” とも言えるため身近なところに溢れています。そこで利益を上げている企業も沢山あります。
しかし、そこに高い付加価値や、創造性豊かなアイデアが加わることで独自性が生まれ、他社より高単価で販売でき、より高い利益が確保できます。
単なる高品質な製品開発だけではなく、付加価値の部分に全力を注いで知恵を絞る努力を経営者はすべきであるという考えです。
創造性豊かなアイデアを生み出すためには、従業員の意見を聴いたり、顧客へヒヤリングするのもの良いでしょう。また、さまざまな人と出会い交流することで多くのヒントが得られると思います。
父が長生きしてくれたお陰で、今でも色々な教えを頂けることに心から感謝です。
こんな父との何気ない会話が、現役経営者の方のお役に少しでも立てたら幸いです。
最後までご覧頂きましてありがとうございます。

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