「孤雲本無心(こうんもとむしん)」ありままの自分で生きる~禅語で経営者の心を癒す~

禅語で経営者の心を癒す

禅の言葉でこころをやさしく癒す。

私は心穏やかに安らかな気持ちで日々を送りたいと思い「禅語」に触れています。
日々経営者のお仕事でお疲れの皆様へ、少しでも癒しの時間になればと思いサブカテゴリー的にお届けさせて頂きます。

今回は、
「孤雲本無心(こうんもとむしん)」
です。

流れる雲のように自由に生きたい

姿形を変え大空を流れていく雲。
同じ形は二度と現れずさまざまな姿を見せてくれます。

今回の禅語は、そんな雲にたとえ、人も執着などにとらわれず、自我を捨て去り、本来自由であるべき人間の姿を表現した「孤雲本無心こうんもとむしん」という、長い間親しまれてきた禅語です。

誰しもそのように生けたら楽になると知っており、そのように生きたいと願う人も多いはず。

しかし、現実社会に出るとなかなかそうはいかないものです。

些細なことにこだわり執着が生まれ、一時的な欲で私たちを縛ります。
そして心が不自由になってしまいます。

hajime
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これだけ技術が発達し便利になった時代なのに、どんどん不自由になっていく儚さを感じるものです。

また、人は人と関わることで、学びや喜び、生きている価値を実感すると同時に、心にない言葉で傷ついたり、人と比較したりされることで自信を失っていくこともあります。

そのため、なかなか無心になることができず、心が安らがない日々を送られてる方も多いでしょう。

傷ついたり、辛いこと悲しい出来事、思い通りにならない現実と直面したりすると負の感情が芽生えます。

そんな時は空を見上げ、大空に漂う雲を見て下さい。

ゆったりと自由に流れていく雲を見ていると、自分も無理をせずありのままの姿で生きていけばいいんだと思えます。

現実が辛すぎて雲を見てもそう思えない時もあるでしょう。

「そんなの無理だ」

「雲を見るだけで変わるはずがない」

これもまた執着です。

このような執着に縛られたままでも良いので、そのまま雲の流れを見続けて下さい。

少しずつ心が穏やかに変化していきます。

そうすれば自分を認める余裕がちょっとだけでも生まれてくるでしょう。

そのちょっとした心の変化をじっくりと味わい、心にプラスのエネルギーを補填してあげましょう。

できる範囲で無理をせず少しだけでも構いません。

流れる雲のように、何にも執着しない心に変わると自由で心穏やかな毎日が送れます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

心に穏やかなあかりが灯りますように…

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