つい内側の問題に目が向きがち
日々の社長業、本当にお疲れ様です。
今回は主に小売店や飲食店など不特定多数のお客様がご来店される商売を経営されている社長さん向けの記事です。
イベントやフェア、キャンペーンなど何をやっても売上が伸びない時
「次はどんな手を打てばいいんだろう?」
「どこに問題があるのだろか?」
など、頭を抱えてしまうことでしょう。私もそういう時が多々ありました。
■従業員がきちんとやらないからではないか?
■宣伝の仕方に問題があるのか?
■そもそも会社の仕組みに問題があるのか?
など、内側の問題に目が向きがちです。
もちろん、これらに問題があることもあるでしょう。
逆に外側ばかりに目が向くことも
逆に外側ばかりに目が向く場合もあります。
「競合他社が同じ時にイベントをやっていたからだ」
「今日は天気が悪かったからだ」
「今日は近隣の学校で運動会があったからだ」
などなど、外側ばかりに目を向けて自分を安心させてしまうこともあるでしょう。
例えば、良くありがちなのが天気にせいにするケースです。

私もそうしてしまったことが何度もありました。
でもそう思ってしまった時、前回までのイベント時の記録や日報などを見返します。
※イベント結果報告や日報などに天気を記録しておくことは重要です。
見返してみると、前回は大雨だったにも関わらず、とても成績が良かったなどというケースがあります。
日々の売上でもそうです。
天気が良くても売上が悪い日もあれば、その逆もあるのです。
つまり天候は意外と関係ないとも言えます。昔小売店で働いていた時、天気が悪い日のほうが目的買いのお客様が多く、購買率や購入単価が高いということを上司に教わりました。
お客様が答えを持っている
店頭に出てお客様のお顔を見たり、話している内容に耳を傾けて下さい。
例えば、小売店であれば…
「ここにあった○○(商品)なくなっちゃったね」
「さっきのレジの人、態度が悪いよね」
「最近、品揃えが悪くなったよね」
などなど、とんでもない生の声を聞けたりします。
飲食店であれば…
「最近この店の味落ちたよね」
「なんか量が少ない」
「(お顔が怒っている様子で)遅いね~」など。
そうなのです!
お客様がわが社の問題点を店頭で沢山表現してくれているのです。そこを見落としてはいけません。それどころか、問題点はそこに潜んでいます!(もちろん、お褒めや満足している点もお客様から発されていますので、それらを有難く頂き明日へのパワーに変えましょう!)
店頭に出る時は、普段着などでお客様のフリをして観察することがポイントです!事前にスタッフにも「私に声を掛けないように」と伝えておくと良いでしょう。
自社の問題点、本当の姿を知るためにできる限り店に出て現実を知ると、日頃の悩みを一気に解決できることもあります。そして、お客様を笑顔にすることができてはじめて商売がうまくいっているということを忘れないことが何より大切でしょう。

ことごとくイベント等がうまくいっていない社長さんの参考になっていただけたら幸いです。
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